という韓国ドラマを見てしまった。
正直、お涙頂戴感満載の話かと思いきや
かなりグロいしエグいし没入感満載。
ぶるぶると心揺さぶられた。
あらすじとしては、主人公が自殺してしまう。
しかし、その行為(動機)が神?の怒りにふれ、
罰として
12回死ぬまで別人格として生まれ変わる。
そして、いろいろな人生を代わりに生きて
その苦しみを味わうというもの。
生まれ変わって、
見かけは別人なのだが、思考は本人。
自殺した主人公の記憶と人格はずっと
引き継がれていくというもの。
細かく言えばいろいろあるが、
とにかくうまくできている。
最終話ではウルウルしてしまった(涙)
最終的には
自分は何者なのか?
というところに行きつく。
だって人生半ばで
別の人になってしまうわけだから。
他者から見れば別人だが、
自分は自分。
別の人の記憶を引き継いでいるだけだから。
でもねえ、自分自身も
時々そう思う時がある。
自分は何者なのか?
というのも、
自分も何回生まれ変わっているかわからないし
どいう言う目的で生まれ変わっているか
わからないから。
今回の人生では、
日本に生まれて、
男になって
普通っぽい平凡な生き方をしているように思うが、
そうでない人生も
多分経験している。
たまたま今回はこうなっているだけ。
ただ、厳密にいえば
こういう人生を体験したかったわけだが・・・・
完全に心から納得しているわけではない。
もし、完全に納得していたら
日々は例えようのない満足感だろう
(という想像はしている)
だから
たまに
自分は何者なのか?
と思ってしまう。
でも、この物語の主人公は
過去の記憶を残したまま生まれ変わる。
時には自分の人生をゆがめた相手に
生まれ変わることがある。
完全に立場が逆転するわけだ。
通常私たちは自分のことしかわからない。
相手の気持ちとか、考えとか
想像でしかないし、それが正しいかどうかなんて
全くわからない。
つまり、生きているということは
自分しかいないし、自分しかわからない。
まあ、その自分もわからない時があるが。
確かなことは
今自分がここにいるということだけ。
逆に言えば、それ以外は何もわからない。
ほんと不思議な世界。
前世の記憶がないということは
今の人生に集中できるということ。
没入体験ができるということ。
今を楽しむ
それだけですね。
不思議な気分にさせてくれた
面白いと思います。